
現代農業において農薬、化学肥料は減る傾向もありますが、それでも使用されています。
病気や虫を全く寄せ付けない・食味が良い・見た目が良いといった究極の作物に近づけようと品種改良は進んではいるものの、生産者は食味が良く、見た目も良い作物をつくる過程で発生した病害を抑える、また病害を受けないようにする為に農薬・化学肥料をやむなく使用しているのが現状だと思われます。
では、消費者はどう感じているのでしょう?
野菜売り場で手にした時に農薬の事を気にしているでしょうか?消費者が作物を手に取る時に判る情報は、『見た目』と『ブランド』です。『おいしそう』『大きい』等を第一に感じ、『こしひかり』や『〜産』といった『ブランド』も購入意欲が湧くポイントです。食味は買って食べてみて初めて判る情報です。
つまり、消費者が『おいしそう』と感じさせるもの作りが先行しているように思えるのです。例えば“曲がったキュウリ”は形が悪くてもおいしいのに消費者の目が厳しくなったのか、贅沢になったのかいつしか消費者の前から消えてしまい『おいしそうな形』の野菜ばかりがスーパーなどに並んでいるのです。しかし最近ではそのような従来の自然な形の野菜“曲がったキュウリ”も〈産地直売〉という形で地方で見かけます。農家の方は言います。「農薬なんかまきたくない。でもそうしないと商売、商品にならない・・・」
出来るだけ天然のものを使い、
よいものを作る為に農薬でないものとは?
最近では、自然の物を使った様々な農法、資材があります。カキ殻、サンゴ、天然塩、海藻エキス、にがり・・海の物ばかり!?
そうなんです、海の物はミネラルが含まれています。その中でも使いやすく、ミネラルバランスがよいのは“にがり”なのです。当社のにがりは微量の海洋汚染物質(ダイオキシン・ヒ素等)も含まれていない安心・安全なにがりです。
また、にがりは他の海の農業資材よりマグネシウムの割合が高く液体である為、使いやすく作物にミネラル補給を考えている生産者の方は必見です。
塩ではいけないの?
天然塩を撒くよりも手間が掛からず、作物に満遍なく行き渡ります。
天然塩はにがり成分だけでなく、ナトリウム分がほとんどなので塩害の心配がない訳ではありません。